こんにちは!

 

ジュライズあやです(^_^)

 

 

 

皆さん、プレゼンテーションや会議、朝礼などで話しをした時に、

自分の意図がちゃんと聞き手に伝わっているかどうか気になった経験はありませんか?

 

相手へ的確にこちらの意図が伝わる話し方が出来れば仕事が円滑に進むとともに、

何度も説明するという手間が省けるようになります。

 

 

 

 

 

ソニーで会長・社長の戦略スタッフ兼スピーチライターをつとめていた経験を持ち、現在はCEOスピーチコンサルタントやエグゼクティブコーチを行う佐々木繁範氏によると、
相手に自分の意図をうまく伝えるためには、論理情熱信頼非言語

4つが重要であると、ご自身の著書で述べています(^_^)

 

 

 

そこで今回は!
その4つを意識することで、相手に自分の気持ちをきちんと伝え、なおかつ
印象づける事が出来る佐々木氏の話し方についてご紹介したいと思います(^_^)

 

 

 

差し棒チェック

・「相手に何を伝えたいか」を論理的に構成する

人前で話す時には、「よりたくさんの事を伝えたい」と思い

内容に話題を多く入れがちです。

 

しかし佐々木氏によると、耳で聴くだけの話しはどんなにすばらしい内容でも、

人の記憶に残る量はびっくりするほど少ないといいます。

 

記憶に残るようにするには、話題を1つに絞る事が大切です。

話題を絞る時には、「進むべき道を見いだすための視点や

知識は何か」「一歩踏み出す勇気を与えるには何が必要か」「問題や悩みの解決に役立つことは何か」といった観点から考えると、

聴き手の気持ちを惹きつける事が出来るメッセージがみえてくるでしょう。

 

 

また話しの構成は耳で聴いてわかりやすいように、

極力シンプルにするのも大変重要です。

 

 

佐々木氏は、「オープニング→ボディー(本題)→クロージングという構成で

スピーチをまとめる事でメリハリの利いた、強いインパクトのスピーチが出来る」

と述べています。

その際、話しの終わりには1番伝えたい事を持ってくるのがコツです。
最後に聞いた言葉が最も人の記憶に残りやすいので、その特性を活用しましょう♪

 

 

 

悩む女性

・感情とリアルな体験を伝える

理論的に構成しても客観的な事ばかりの話では、相手の心に届く話とはなりません。
理論的ながらも、プライベートな自分の体験談や、恥ずかしかった瞬間といった

自分目線による経験談や、情熱(感情)を織り込むと、

聞き手は相手の話に引き込まれるのです。

 

まずは、次の文章を読んで下さい。

「私が小さい頃に両親は離婚し、母と弟の3人で暮らしていました。母は病弱で

働きに出られず、必要な物も買えない貧しい生活だったが、弟には

『医者になって母のような病気の人を救いたい』という夢があった。
弟は勉強に勉強を重ね、医大に合格。その後は学費を捻出するために

必死でアルバイトをしながら勉強し、今では立派な医者になった。私は貧しくても

夢をあきらめなかった弟を尊敬している。」

 

 

弟が夢を叶えるには、いかに厳しい家庭環境だったかという事を、

両親の離婚などプライベートな体験を盛り込んで書いてあります。

さらに自分が「尊敬している」という感情も述べています。
佐々木氏は、「失敗や困難にぶつかり、それをのり越えた経験は、聞き手に失敗を恐れず

ちょうせんする勇気を与える」と言っています。

 

自身の経験から何を学んだかを伝えると、より相手の心に響く話になるでしょう。

 

 

 

握手をするビジネスマン

・聞き手の信頼を得るには相手に共感する事から

佐々木氏によれば、人は誰しも何かしらの理由があるから行動を起こしているそうです。

そのため話し方でも、相手が行動を起こしている理由に共感をする事は、

相手からの信頼を得る事につながります。

 

そして自分の意見を述べる時に、

相手はその信頼から自分の話を受け入れてくれる姿勢で聞いてくれます。

 

たとえば、部下が一生懸命作った資料に足りない内容があった時、

「がんばって資料を作ってくれてありがとう。よく出来ているけど、~の内容を入れたら

もっとよくなると思うよ」という共感を示してから提案する言い方にすると、

部下はあなたを信頼してくれるようになるでしょう。

 

逆に「資料に~の内容が不足している。もう一度作り直すように」と

部下の努力に共感せず言うと、修正には応じるかもしれませんが、

部下があなたを信頼する事はありません。

 

 

 

笑顔のビジネスマン4人

・アイコンタクト、口調、仕草も総動員で

上記で述べた理論情熱信頼というポイントを抑える以外にも、

話し手の意図を伝える事が出来るものがあります。

 

それは身体や声です。

 

 

聞き手も、話し手の姿勢や表情や仕草、声などから直感的

意図を読みとろうとします。

 

佐々木氏は著書のなかで「人前で話をするときにはもちろん、人と接するあらゆる場面で、相手に届けたい感情を意識して、しっかり抱くように心がけて下さい」と述べています。

 

また聞き手とアイコンタクトをとる事も、大切なポイントです。

 

聞き手の数が多い時は、右・真ん中・左と3つのブロックに分け、

均等に視線を送りましょう。

 

 

また、「目は口ほどに物を言う」という言葉があるように、やる気に満ち溢れた瞳

相手の印象に残るものです。

 

視線や目だけでなく、声のトーンの使い分けも重要なポイントです。

 

 

 

佐々木氏によれば、「様々な発声技術を使う事で、聴衆のいる空間に

話し手が抱く感情の微細なものから強烈なものまでを、声の振動として

余す事なく伝える事が出来る」としています。

 

 

たとえば、話の内容によって声の強弱を変え、

最も強調したいところは大きく声を張る!などすれば、

相手により自分の気持ちが伝わりやすくなるでしょう。

 

 

 

聞き手が話の意図を理解できるかどうかは、話の内容だけでなく

話し手の身振り手振りも大きく影響します。

 

 

人前で話をする時には、相手の心に響くような論理感情信頼によって

ストーリーを組み立てるとともに、目や声など身体全体も総動員した

話し方を意識してみましょう(^_^)

 

【参考書籍】
佐々木繁範著『ソニー歴代トップのスピーチライターが教える

人を動かすスピーチの法則』(日経BP社)